蟹座(かにざ)ってどんなタイプ?あなたのまわりに蟹座の人がいる場合、あるいは気になる人が蟹座だった場合、その性格や潜在意識を知ることで、理解を深めることができるかもしれません。円満な人間関係のためにも、あるいは今まで自分自身で気が付かなかった本質を再確認するためにもぜひ参考にしてみてください。
蟹座の人生を示唆するもの
- 作者: 海部舞
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: Kindle版
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幼少の頃の蟹座
蟹座のシンボルマークは子宮をあらわし、母と子の絆を承知します。母と子の絆は、絶対的な愛情です。その愛は理屈や価値判断から生まれるものではありません。どんな子でも母は絶対的に子を愛します。この絶対的な愛を、本質として授けられているのが蟹座です。
小さいころは両親の深い愛に守られ、それを絶対的なよりどころとします。見た目にはとても甘えん坊で、親べったりの引っ込み思案のように見えるかもしれません。しかし、この時期に蟹座は親の愛をたっぷりと吸収して、自分自身も人や物を心から愛せる、情感豊かな性格を身につけるのです。
思春期から成人の蟹座
思春期になると、蟹座は同性・異性に関係なく親切で世話を焼くなタイプになります。ただ時々、度が過ぎておせっかいになることもあります。いずれにしても蟹座は多くの友人に囲まれた思春期を送るでしょう。
18歳~20歳ぐらいになると、蟹座の愛情は、異性に対するものが支配的になります。もともと豊かすぎる愛情の持ち主ですから、異性を強く意識しすぎるあまり、急に引っ込み思案になったりします。片思いの人に積極的になれず、悶々と悩むことが多くなり、性格まで暗くなってしまいます。この時期が蟹座にとって、最もつらい時期でしょう。
20歳を過ぎると蟹座は心身ともに穏やかになり、女性なら男性を母親のような目で見始め、男性なら女性を妹のような目で見始めます。それまでとは一転して余裕をもって接することができるため、次々と恋が生まれ、蟹座にとって恋多き時代に突入していきます。
そのため、この時期に結婚、女性なら出産することも多くなる傾向があります。蟹座のなかには、早く家庭を持つ人が比較的多く、それ以外の人でも、体が丈夫なうちの子作りを考えて、30歳前後で次々と結婚する率が圧倒的に高くなります。これは理屈ではなく「種を残したい」という本能といってもいいでしょう。
蟹座の性格とは
支配欲が強い
蟹座の母性・父性としての支配欲の強さがあらわれます。蟹座の人は、おそらく周囲の人、特に年下の人や立場の弱い人に優しく、マメに世話を焼くタイプでしょう。しかし深層心理のレベルから見てみると、彼らを虜にしようとしています
自分を相手にとって、なくてはならない存在に仕立て、彼らを支配することが、蟹座の内心の狙いなのかもしれません。この願望は恋愛面にも向かいます。女性なら年下の男性やあえて頼りない男性を選び、支配しようとします。
男性なら、女性を優しく守ろうとします。とても頼りになるのですが、反面とてもヤキモチ焼きかもしれません。彼女のことを束縛する傾向があります。
男女ともに処女性を大切にする
蟹座の深層心理として、処女性への強いこだわりがあります。といってもSEXそのものを嫌悪しているというわけではなりません。心の奥底では、SEXを純粋に生殖のための手段と考えているのかもしれません。
そのため結婚し、子供を産み育てる環境「家庭」を持つまでは愛し合っていても、性的関係を持つべきではないと考えるタイプです。女性の場合は貞操観念が強く、男性の場合はパートナーに処女を求める傾向が強いようです。
権威への反感
蟹座の深層心理には、権威や権力への抜きがたい反感が潜んでいます。そんな蟹座は幼児期に愛が不足していたのかもしれません。両親に厳しく高圧的なしつけを受けた可能性もあります。そんな両親を通して、あらゆる権威への反感を、深層心理に蓄積していったのかもれません。
そういった傾向の強い蟹座は、組織の上下関係になかなかなじめません。職場やサークルにアットホームな雰囲気が感じられないと、すぐに逃げ出したくなります。
共感しやすい
蟹座は人一倍豊かな感受性を持ち、感情移入が激しいところがあります。周囲の人と同じものに触れ、同じ喜びや悲しみを分かち合うことに人生の幸福を感じるタイプです。
ただ、それだけに心から共感できる人だけにそうした絆を持とうとする傾向が強く、どうしても人間関係が閉鎖的になりがちです。意識的に個性やセンスが違う人とも交流すると、視野が広まるでしょう。
防衛心が強い
蟹座はプラスを求めるよりもマイナスを避ける心理にとらわれやすい傾向があります。そのため、未知の可能性や新しい価値を信じきれず、伝統や常識、セオリーに頼りがちです。
何事も従来通り、人並みに、それが蟹座を動かしている原点かもしれません。もし蟹座が人生に大きな成功を望むなら、その発想をプラスに求める方向へ180度切り替える必要があるようです。
血液型×蟹座
人の性格を決定づける要素はいろいろあります。星座と血液型を組み合わせることで、 性格をさらに細かく分析することができます。
A型×蟹座「気を許せる人に尽くす」
A型は協調性や順応性が高く、まじめで勤勉です。対人関係でも大きなトラブルは少ないのですが、もし嫌われることがあるとすれば、気の遣い過ぎや融通のきかなさが原因となります。
A型の人が周りに気を配るのは、相手のことを自分より大切に思うというよりも、自分の所属するグループや家族の秩序を乱したくないから。そのため、特にお金や時間にルーズなタイプには厳しく当たりすぎる傾向があります。
蟹座もA型も用心深い性格です。安定志向が強いので、危険を冒すくらいなら、少々不満があっても現状維持を選ぶ傾向が強いのです。ですから、人の輪の中ではおとなしくニコニコしているタイプで当り障りのない社交性を示します。ところが気を許せる相手には一変、とことん深く付き合おうとします。
女性なら主婦向き、男性なら家庭を大切にするよきパパになれます。持ち前のセンスの良さを生かして相手に尽くしましょう。
O型×蟹座「おせっかいをやかないこと」
O型は、生命力にあふれ、野性の本能を備えています。リーダーになる素質が生まれながらに備わっているといってもいいでしょう。リーダーになるためには、自分をアピールしなければなりません。そのため、他の人には少々強引に見られるかもしれません。しかし、言っていることとやっていることに矛盾がなく、裏表のない態度が周りの人から信頼されます。
蟹座の母性にO型のおおらかさや生活力が加わります。女性であれば、これほど家庭を持つのに適した人はありません。男性であれば、情に厚く、面倒見のいい性格が年下の人から慕われるでしょう。
ただし、親切がおせっかいになりがちな点と、時々出るヒステリックな言動には気をつけるようにしましょう。
B型×蟹座「情緒不安定な面に注意」
B型の特徴をひと言でいうなら「自由人」です、周りの人がどうであれ、自分の感性や好みを第一に行動します。そんな気ままさから、B型の人はよく遊牧民にたとえられます。B型は強い好奇心と個性的なアンテナを持っているため、面白いことや面白い人を見つけることが上手です。
B型の陽気さに蟹座の繊細さと豊かな感受性がプラスされています。泣いたり笑ったり、はしゃいだり、落ち込んだりと愛されるキャラクターですが反面、周りの人を振り回しがちです。情緒不安定な面があるので気をつけましょう。
AB型×蟹座「知らず知らずの演技には要注意」
社会性を重んじるA型と、個人主義のB型という正反対の要素をあわせもっていることもあって、「二面性がある」「つかみどころがない」とよく言われますが、その特徴を言いかえると、現代社会を生きていくことに適したと快適な性格ということになります。
AB型の人は対人関係でのトラブルを嫌います。そのため消極的な一面もありますが、AB型の演技力でかわいいと思ってもらうことをあまり意識せずにやってしまうことがあります。
これは、AB型の本質がとてもナイーブで傷つきやすいから。防衛本能から、一歩引いたところから人づきあいを始めるためですが、演技過剰でブリッコにみられないように気をつければ、異性や年上の人から可愛がられるでしょう。蟹座のAB型は思わず手を差し伸べてあげたくなるようなタイプが多いようです。
蟹座の敵と味方を知る
蟹座は、愛情をつかさどる星座です。家庭や子供を守るための愛情は、生物としての種の保存の本能に根差しているものです。決して理屈や価値観から生まれるものではありません。それだけに、絶対的であると同時に、盲目的でもあります。ともすると、自分の理性を裏切り、暴走しかねない危うさもはらんでいます。
愛せない「牡羊座」「天秤座」。嫉妬しやすい「山羊座」
蟹座にとって極端な話、他人は「愛せる人」と「愛せない人」のどちらかしかありません。つまり好き嫌いが激しいのです。特に愛せないのが「牡羊座」と「天秤座」です。蟹座と同じように牡羊座、天秤座は状況判断がすばやく、人の機先を制するのが得意なので、「早いもの勝ち」的な争いが起こりやすいという事態を招きやすくなります。
さらに悪いことには、蟹座はあくまでも周囲への気配りから、せっせと動き回るタイプです。ところが反面相手は、単に目立ちたいとか、責任や苦労から逃れたいといった動機が見え隠れしているので、蟹座の人は、そういう「牡羊座」「天秤座」を見て嫌悪感でいっぱいになってしまいます。
しかし、そんな相手の特徴をあらかじめ分かっていれば、譲ってあげることこそ、本当の気配りだといえるのではないでしょうか。目先の争いに勝よりも蟹座にとっては、はるかに心が満たされるはずです。
また違う意味で対立しがちなのが、山羊座です。実はお互い心の奥底には、自分にはない相手の魅力への嫉妬があるため敵視しやすいのです。その魅力とは、蟹座の思いやりと山羊座の大人っぽいセンスです。お互いにプライドを捨てれば良きお手本になれる相性ですから、心を開いてお互いに切磋琢磨しましょう。
心を癒し合える「蟹座」「蠍座」「魚座」
同じ水の星座で、お互いに落ち込んだとき、心を癒し合える相性です。水の星座の人は、真実がときに人を傷つけることをよく知っています。ですから相手が苦しんでいる時、あえて本当のことは言いません。もちろん他から見れば、それは立派なウソです。しかし、同じ水の星座の人にとっては「優しいウソ」と映るのです。
愛情が中心となる「牡牛座」「乙女座」
「牡牛座」「乙女座」は蟹座の愛情を喜んで受け入れてくれる相手です。お互いに自然体で、日常を大切にするタイプですから、のびのびと自然体の交際が楽しめるでしょう。
ただ、何かトラブルが起こったとき、蟹座の人は相手に思いやりを、相手はあなたに誠実さを求めるタイプです。いつもの「優しいウソ」は通じないと肝に銘じておきましょう。
一緒にいると楽しい「双子座」「獅子座」
根本的なポリシーは違うのに、一緒にいるとけっこう盛り上がるのが「双子座」と「獅子座」です。お互いミーハーということもあり、相手は意外と子供っぽいため、包容力のある蟹座は放っておけません。「双子座」「獅子座」の幼児性は、遊びやレジャーのシーンで強くあらわれますから、遊び友達としてはおススメです。
少し距離を置いて「射手座」「水瓶座」
「射手座」「水瓶座」は束縛されるのが大嫌いです。一方、蟹座は優しさからとはいえ、あれこれ世話を焼きたがりますから、迷惑だと感じてしまいます。
また蟹座の人も相手がそんなそぶりをすると、なにか自分の気持ちが踏みにじられたような気がして、必要以上に悪意を抱きがちです。頼られた時だけ面倒を見る、少し距離を置いて付き合うというスタンスが交際を上手に続けるポイントです。
まとめ
- 作者: キャメレオン竹田
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
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さらに「自分のDNAを残す」ということに知らず、知らず支配されている蟹座にとって「処女性」というのは男性にとっても、女性にとってもとても大切な要素。古い考えだと思われてもこればかりはなんともしようがありません。結婚も早い傾向にあり、平凡ながら安定した家庭を築くことができるでしょう。