夢に出てくる人の真相5パターン|無意識からの「最重要メッセージ」を見逃してませんか!?

なぜか昔の恋人が出てきたり芸能人が出てきたりと、夢には脈絡がなく捉えどころのないもの。でも夢に出てくる人には理由があり、その理由を知ることは自分を深く知ることでもあります。もしかすると知るのが怖い人もいるかもしれませんが、夢に出てくる人を分析することできっと有益な気づきが得られると思います。

夢に出てくる人ってどんな人?

夢に出てくる人からのメッセージ

あなたは夢からのメッセージを無視してはいませんか?夢はあなたの意識よりもずっとたくさんのことを知っていて、ときにはすごく的確にあなたへのメッセージを送ってくれています。それに耳を傾けないことで人生において大事な機会を逃しているのかもしれません。

夢に出てくる人は唐突です。全然意識していなかった人や芸能人、まったく見たことのない人が出てくることもあるでしょう。夢に出てくる人にはどんな無意識からのメッセージが込められているのでしょうか?

夢に出てくる人って自分に会いたがってる人?

平安時代には、夢に出てくる人は自分に会いたがってる人だと信じられていました。相手の想いが寝ている間にあなたの夢にもぐりこんできたというわけです。

今でも、夢に出てくる人を「会いに来てくれた」と捉える人がいますが、相手に確認すると「まったくなんのことだかわからない」と言われるのが普通でしょう。いくら夢はそのほとんどを忘れてしまうといっても、相手も同時に自分の夢を見ていることは考えづらいです。夢のもっている「もやもやした感覚」がそのような錯覚を産むのでしょう。

夢に出てくる人は会いたい人?

自分が会いたい人が夢に出てくることはよくあります。意識ではそう思っていなくても、潜在的に「この人のことが気になる」と思っている場合に、意識よりも前に夢に出てきてそれを伝えてくれます。夢は忘れてしまってもその人に会いたい気持ちが強くなることはよくありますので、夢に出てくる人に連絡を取ってみてもよいかもしれません。

夢に出てくる人が「芸能人」その理由とは?

芸能人と話をする・行動する夢

芸能人が夢に出てくることがあると思いますが、芸能人は自己顕示欲や名声欲の現れです。また、憧れの対象という意味もあり、芸能人と話をする・行動する夢を見た場合は、憧れの対象を手に入れることへの欲求が高まっていると考えられます。

これは直接的に夢に出てくる芸能人を手に入れたいということではなく、むしろ日常的な何か目標としているものだと考えてください。たとえばそれが特別な異性との関係かもしれませんし、憧れの職業かもしれません。芸能人と話をする夢よりも、一緒に行動する夢のほうがより強く憧れへの欲求が現れているといえます。

芸能人が亡くなる夢

芸能人が亡くなる夢には、自己顕示欲が無くなっていくこと、あるいは憧れの対象を喪失することが現れています。自己顕示欲が無くなり丸くなることはよいことにも思われますが、自己顕示欲はその人の持つエネルギーという側面もありますので、エネルギーが無くなっていっているということへの恐怖が夢として現れたのかもしれません。

でも人間歳を重ねるほど自己顕示欲もエネルギーも無くなっていくことは当然で、憧れの対象も、それに向かう気力も薄れていくものです。こういった「衰えに対する不安や恐怖」を現すタイプの夢は非常によく見る夢の一つですが、夢には恐怖からの急激なショックやストレスを緩和させてくれる機能もありますので、自然な流れだと理解しましょう。

夢に出てくる人が「異性」その理由とは?

昔の恋人の場合

昔の恋人が夢に出てくるとドキッとしますよね。恋人関係にまでなった人は、たとえ最終的に関係が悪くなったとしても自分の人生に深く関わった特別な存在です。日常的にもなにかのきっかけでふと思い出すこともあるかと思います。夢はそうしたふと蘇る記憶を増幅させる装置でもありますので、体と心とモノに刻み込まれた昔の恋人からのイメージが夢という自由なフォーマットのなかで一人歩きしだすのです。

こうした夢のトリガーとなるイメージは、別れた時のショックかもしれませんし、傷つけてしまったうしろめたさかもしれません。また、とても楽しかった気持ちが増幅されているのかもしれません。いずれにしても夢に出てくる恋人は目が覚めたあともしばらく引きずるほどのインパクトを残しますので、日常生活に影響を与えるほど気にしすぎないことが大切です。

今の恋人の場合

今の恋人が夢に出てくるときは、その関係性によって意味合いがまったく異なります。付き合って間もない初々しい関係であれば、まだ手探り状態のなか、デートの反省やらリハーサルで無意識がフル活動してるのかもしれません。人生で最も重要な駆け引きに備えて無意識がサポートしてくれていると考えましょう。

また、当然相手に対する願望も夢に現れます。「もっと相手にこうしてほしい」とか、「昨日の態度に不満がある」といった場合に夢が実現してくれる、あるいはその逆で相手への不満が増幅される形で現れます。

特に相手に対して強い不満がある関係性では、普段とてもできないような大それたことを夢でやってしまっているかもしれません。現実では法に触れるようなことも夢では罪に問われませんので、よいカタルシスだと思って自分の胸にしまっておきましょう。

夢に出てくる人が「友達」その理由とは?

夢に出てくる子供の頃の友達

子供の頃の体験は大人になってからのものよりも心に刻まれやすく、しかも忘れ去られてしまっていることも多いです。夢によって子供の頃の記憶や感覚がありありと蘇ることはありませんか?今よりも知っていることもできることもずっと少なく、不安なこと新鮮なことがそこらじゅうにあふれていた時期に、友達の影響はとても大きかったことでしょう。

誰かに頼らないと判断できなかった弱い自分やその時の頼りになる友達が、現在のイベントとリンクして現れることもあります。子供の頃の自分は今も自分のなかにいると考えられていますので、子供の頃の友達との関係性を再体験する意味でも夢を大事にしましょう。

友達がよく夢に出てくる場合

友達といっても表面上うまくやっていても「いろいろある」関係性もあるでしょう。よく夢に出てくるのは、相手に対してなにか特別な感情を持っているケースです。たとえば相手の成功に対する嫉妬や、横柄な態度に対する不満などがあります。

普段はそこまで気にしていないようなことも、夢では増幅されて出てきますので、意識していなかった相手への気持ちを夢によって気づかされるかもしれません。夢の中で感じたことを否定するのではなく、「自分はこんなふうに感じているんだ」くらいに捉えてみてはいかがでしょうか。

夢に出てくる人が「職場の人」その理由とは?

夢でまで会いたくない職場の人

職場でのプレッシャーはそのまま夢に出てくることもよくあるでしょう。上司にプレッシャーをかけられて取り返しのつかない失敗をしてしまう夢や、部下に突き上げられて負かされてしまう夢などは悪夢の部類ですよね。また、現実ではなかなか出し切れない不満や怒りを夢でぶちまけて、ものを破壊してしまうほどの夢を見ることもあるでしょう。

夢は不安や怒りを大げさに現しますので、それがある意味ガス抜きになって、現実で自分が不安に押しつぶされることや、怒りを爆発させることを防いでくれているといえます。

ちょっと気になる職場の異性

夢ではタブーとされているような感情もお構いなしに出てきます。立場に関係なく職場の異性対して一瞬抱いてしまった感情が、たとえ意識していなくてもその日の夜の夢に現れることがあります。夢に出てくるものの割合で多いものがこうした性的な感情をピックアップしたものだという説は、いまだに信ぴょう性があります。

でもフロイトの時代と違い、現代では心が自由な性質を持つことはみな知っていますし、それにより良心が咎められるものでもありません。気にしすぎると仕事にも支障が出ますので、サラッと流していつも通り仕事に励みましょう。

夢に出てくる人が「家族」その理由とは?

夢に出てくる母親

夢に出てくる頻度ベスト1が母親だという人もいるのではないでしょうか。普段はまったく意識していなくてもやはり母親との絆は深いのでしょう。また、実際の母親はどうであれ、母親的な包み込むようなやさしさを感じさせる人が、夢に出てくることはとても多く、これは人間が共通して持っている母親的なもののイメージを頻繁に求めているからです。

冷たい風が吹く世の中で、母親的なイメージだけが無条件に自分を包み込んでくれます。辛さを感じていない人はいませんので、たまには夢に母親を出現させて辛さから救われるのもよいのではないでしょうか。

夢に出てくる父親

父親は母親に比べて夢での出現頻度はずっと減るとは思いますが、重要な役割です。自分の今の強さを形づくっているうちの何割かは父親の影響です。もっというなら自分のなかの父親的なイメージの影響です。たとえ実の父親が大黒柱のイメージからほど遠くても、父親的なものの象徴として夢に出てくることも多いです。もしかすると弱々しい父親が出てきて、強さへの自信のなさを現すこともあるかもしれません。

夢に出てくる姉妹・兄弟

姉妹や兄弟は、親以外でどんな友達よりも先に接する人です。他人と関わる姿勢の土台を作るのが姉妹や兄弟ですが、人間関係にストレスを感じたときや不安があるときなどは、原初の人間関係に戻って、たとえば姉や兄がいる人は無意識にその関係性に頼ったり、妹や弟がいる人は守ってあげようという思いが夢として顕在します。姉妹兄弟がいない人でもそれに相当する人が夢に出てくることもあるでしょう。

夢に出てくる人の心理学的理由とは?

夢の心理学的意味

夢を性的な象徴へ還元しすぎとの批判で名高いフロイトの夢分析では、無意識の欲求や衝動が、寝ているときでさえはたらく「自我の検閲」によって歪められた形で現れたもです。つまり夢を解釈することは、その人がどんな禁止事項やプライドを持っていて、その奥の隠れた願望はなにかということを分析することになります。

いっぽう夢占いとごっちゃにされがちなユングの夢に対する姿勢はもう少し柔軟で、夢に出てくる象徴は一つの解釈で捉えるのではなく、いろんな意味で解釈でき、常に変化していくイメージのその変化の仕方にも意味づけをする方法をとっています。つまり夢は素材で、それ自体象徴としての重要な意味がありますが、本人の素材解釈の仕方も大事だという捉え方です。

夢に出てくる人の理由は単純じゃない

夢に出てくる人は、心理学的には母親的象徴や理想の異性の象徴などの象徴的な意味があります。

フロイトやユングの言うように、夢のなかでも常に解釈が働いて夢が方向づけされていますので、たとえ意味のない記憶の断片が映ってもそこから異性に対しての欲望が働けば素材に色付けして理想の異性の象徴である「昔の恋人」へ変化するかもしれませんし、不安が働けば素材は老いの象徴として色付けされて「祖父」へと変化するかもしれません。

そう考えると夢に出てくる人はわりと正直に自分の心の状態を表しているように思えますが、じつはそう単純なものではありません。寝ているときの検察官がこれを複雑にするのと、イメージの移り変わりがあまりに突拍子もないので意識的な解釈に骨が折れるのです。

これまで夢に出てくる人の理由を説明してきましたが、同じ人が出てきても夢の文脈やムードによって意味合いが全然違ってくることもありますし、個人史によっても大きく変わりますので、ユングの言うように起きているときのその人自身の解釈も参考にするのがよいと思います。

「夢に出てきた人が、誰に似ていたか」や「どんな雰囲気をもっていたか」を説明してもらい、イメージを広げていくことで気づきを得るのです。

夢に出てくる人の理由を分析して自分を深堀りしよう

いかがでしたでしょうか?もしかするとあまり覚えていないかもしれませんが、夢には一晩でほんとにたくさんの人が出てくるものです。夢に出てくる人は、自分への深い洞察が得られる素材なので、夢に出てくる人を分析する習慣をつけるのもおもしろいかもしれません。

夢が覚えられない人は初めのうちは起きてすぐに夢日記をつけることをお勧めします。夢日記をつけて夢を思い出すことを習慣にするとわりとすぐに夢を覚えるコツがつかめるでしょう。慣れてくると「明晰夢」といって、ある程度夢を自分の意識で展開できるようになりますし、続きものの夢を見たり、夢を見ながら夢分析をすることもできるようになります。いろいろ試してみて自分の新たな一面やほんとの欲求に気づくヒントにしてみましょう。

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この記事を書いた人

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